コンテストに向けて3Dモデルを作りました。
自助具のコンテストに向けて5/24に清水先生と何を作るのかについて話し合い、本を片手でもっと簡単に読めるようなものをつくることにしました。
上の画像は実際につくったやつです。本を縦にたてて中央にある板でページに挟み込み、本のページを棒の内側に入れて使えるようにしたいと思いました。
上のような、穴に輪ゴムを通して、本の横の長さに対応できるようにしました。
今後、3Dプリンターで印刷し、さらに使いやすくできるように改良していこうと考えていきます。
この前の訪問のまとめ
5/13に近くの施設へ訪問しに行き、推薦に向けてそれを使う可能性があるとのことなので、一応ここにも載せておきます。
私は、5月13 日(月)に千葉・柏リハビリテーション学院へ訪問しました。
そこでは、3人の施設の方が担当してくださいました。その日に伺った主な内容は「自助具とはどのようなものなのか」についてです。施設の方の話によると、自助具とは、日常のちょっとしたことを助ける道具であり、その人そのひとでニーズが異なるため、すべての人が使う道具というわけではないそうです。そして、一般的には用途が異なるものを自助具として使う人もいるそうです。(例として、車の中から駐車券を取る際に料理用のトングを使う人が少なくないそうです。)また、自助具は、それが必要な人でも、ずっとそれを使うのではなく、なくても自然と使えるようになり、自助具による補助が不要になる場合もあるとのことでした。(例として、左手で箸を使ってラーメンを食べたいという人が自助具を使って左手で食べていたところ、自然と自助具がなくても左手で箸を使えるようになったそうです。)
私が、「世の中の人はどのような自助具を必要としているのか」について伺ったところ、基本的になんでも日常生活で困ることがあるとのことです。日常では、片手ではできないことが多く(身だしなみを整えるなど)、それを補助するためにさまざまな自助具が欲しいとのことでした。また、自助具はある特定のことについての補助としてつくるよりも、さまざまことに使用できるものの方が良いそうです(長めの棒の先端に丸く曲げたものを付けるだけでも、遠くのものを引っ張って持ってきたり、体を洗ったりするなどたくさんのことに使えるそうです)。もし、何か自助具を作りたいのであれば、半身不随や関節リウマチなどの片手しか使えない人のために、実際に利き手でない方で日常生活を過ごしてみたほうが想像しやすいため、何か思いつくかもしれないと話されていました。さらに、現在は食べ物を食べたり、料理したりする系のものはほとんど出尽くしているとのことなのでそれ以外に何かを考えてみると良いとのことでした。
最後に、さまざまな自助具が置いてある部屋に案内させていただきました。そこでは、フォークとスプーンとナイフが一つに組み合わさっているものや瓶の蓋を軽く開けられるもの、ボタンを簡単に止められるものや聞き手でない方の手でも使える箸などの自助具が置かれていました。
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