11/14 日誌オブダンジョン

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前置き

皆さん、戦いはお好きでしょうか。私は大好きです。皆さんも大好きだと思います(決めつけ)

そんな皆さんならばもちろん知っているとは思いますが、ゲームには「ハクスラ」と呼ばれるジャンルがあります。略さないで言うと、「ハック(ぶった斬る)&スラッシュ(切り刻む)」……とてもいい響きですね。戦闘に重きを置いたゲームのことを一般的にこのように言います。

 

ここで問題!ハクスラ系のRPGにありがちなものといえば?……そう、ダンジョンですね。

ハクスラだけに留まらず、「RPGといえばダンジョン!」という方もいるのではないかと思いますので、今回はダンジョンのシステムを作っていきます。

準備

我ながら中々に強引な導入だと思いました。

さて、ダンジョンは『らんだむダンジョン』を一部参考にします。使うのは例のごとくRPGツクールMVです。

らんだむダンジョンはいいぞ!14年前のフリーゲームなのに面白いよ!

「らんだむダンジョン」膨大なアイテムとイベントが特徴のフィールド探索型RPG – 窓の杜 (impress.co.jp)

《今回作るもの》

  • 階を移動すると復活する宝箱
  • ランダムに選ばれる階層

らんだむダンジョンのダンジョンシステムはもっと複雑だったりするのですが、今回はこの二つに絞って作っていきたいと思います。

作っていく

宝箱

まずは宝箱のシステムを作ります。今回はデフォルトのものを流用していきましょう。使えるものを使っていく。これだいじ。

宝箱を置きたいところを右クリックして[イベントの簡易作成]から[宝箱]を作成します。入れるアイテムはテキトーで問題ないです。

できました。実行内容を大まかに解説すると、次のようになります。

1行目  :SE(効果音)を再生  
      //カッコ内は左から、『音量, ピッチ(音の高さ), 位相(聞こえる位置)』

2~7行目:移動ルートの設定:このイベント
      //宝箱の画像を下→左→右と向きを変える
       ↳宝箱の画像ファイルをこのように変化させると開くように見えるため

8行目  :セルフスイッチの操作:A=ON
      //このイベント内でしか扱えないスイッチAをONにする

9行目  :アイテムの増減:ポーション +1
      //アイテム「ポーション」を1つ持ち物に加える

10行目 :文章
      //「ポーションを手に入れた!」とウィンドウに表示する

・・・と、このままでも宝箱として使えるのですが、今回は次の階層に行った際に復活するようにしたいのでちょっといじります。具体的には、セルフスイッチを使っているところをスイッチに置き換えます。

セルフスイッチはそのイベント内でしか使えず、『階を移動した際にOFF』ということができないからです。詳しくは一口コラムにて。

次です。[セルフスイッチの操作]を削除し、[スイッチの操作]に変更します。わかりやすいようにスイッチに名前をつけてあげましょう。(私の場合は「宝箱開いた」というのが名前ですね。)

次に、左上から2ページ目を開き、左のほうにある、出現条件から[セルフスイッチ]を消して[スイッチ]からさっき作ったスイッチを選択します。

これによって、

1:宝箱を開けたらスイッチがONになる

2:ONになっている間、宝箱が開いた状態を維持

の2つが実装できました。あとは階を移動した際に、スイッチをOFFにするように作れば宝箱は完成です!

階段

ランダムに選ばれる階層を再現するために、階段を作ります。これは自分で作ったほうが早いので初めから作りましょう。

階段を置きたいところを右クリックして[新規]を選択。

したらば、画像をお好みで選び、オプションやらなんやらを下のように変更。特にプライオリティやトリガーには注意!

さて、ここから実行内容を作っ

完成したのがこちら!

画像の中にもう注釈が書いてあるので、簡単に説明しますと・・・

1:変数「階層グループ」の中に1~100の数字をランダムで入れる

2:変数「階層グループ」の数字の大小によって異なる階層へ移動

3:スイッチ「宝箱開いた」をOFFにすることで宝箱がもとに戻る

と、いうことができました!やったね。

あとがき

なんかごちゃごちゃしている気がしますが、問題なく動作するのでよしとします。

・・・そういえば、宝箱はまだランダム化していないのと、階段のSEをつけるのを忘れていたのでそこらへんは次回やろうと思います。

 

一口コラム【セルフスイッチとスイッチの違い】

セルフスイッチスイッチの違いについて説明します。

 

セルフスイッチ→そのイベントでしかON・OFFできないスイッチ。それぞれA~Dまである。

スイッチ→どこからでもON・OFできるスイッチ。何個でも作れる。

 

例えば、イベントXセルフスイッチAがあるとしましょう。この場合はイベントXで実行しないとONやOFFを変えることができません。イベントYからイベントXセルフスイッチAを変更・・・とはできないというわけです。

逆に、スイッチ。これはイベントXからも、イベントYからでも変更が可能で、いくつものイベントで共有が可能です。

 

・・・と長々と書き連ねましたが、考え方としては、セルフスイッチがイベント毎に個別で持っている専用のスイッチ。スイッチが複数イベントで共有できる大きなスイッチという認識で概ね問題ないと思います。

つまりはこうです。↓

《セルフスイッチ》

イベントX→→セルフスイッチX        イベントX→不可能→セルフスイッチY

イベントY→→セルフスイッチY        イベントY→不可能→セルフスイッチX

《スイッチ》

イベントY→→スイッチ→→イベントX     イベントX→→スイッチ→→イベントX

 

一口コラムとは・・・?

 

おまけ↓

ドストライクだったので描いちゃいました。可愛く描けたかな・・・?

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