遅れてすみません……。この度、XR総合展に行ってきたので感想や学べたこと等々を書いていこうと思います。
印象ランキング
今回私が展示会を見てきた中で、特に印象的かつ「すごい!」と感じた3つを紹介したいと思います。
第3位 CAT.AI (トゥモロー・ネット さん)
この「CAT.AI」は、いわゆるナビゲーション型AIと呼ばれるものです。某案内ロボとかを想像してもらえばわかりやすいと思います。店頭でお客さんの案内をしている、あのロボットですね。
チャットでの受け答えはもちろん、会話での受け答えも可能であり、日本語や英語の他にも様々な言語に対応しているらしいです。(ブースの人が突然フィリピン語とかを流暢に話し出したのには驚きました。恐るべし社会人…!)
そしてここがすごいと思ったポイントなのですが、このAIは自社の膨大なデータから情報を引っ張ってきているらしく、設置されている店舗以外の情報も提供できるとのこと。また、ChatGPTを用いてそのデータにない情報(例えば料理のレシピなど)にも対応できるのだといいます。
仕組みを説明しますと、まずお客さんの質問に対しての答えを自社のデータベースから探し出し、あったらそのまま答える。もしもその中に回答が見つからない場合には、ChatGPTを使って答えるというものらしいです。……そもそも、最新の日本全国の店舗情報をデータ化しているだけですごいのに、そこにないものも回答できるっていうのがすごいですよね。そこに痺れます、憧れます。
学べたこと
ChatGPTを使うという点から。自社で全てを補わなくても、そこに他社の作った物を組み合わせてより良いサービスを提供することができるというのは、イラストやゲーム制作においても活かせる考え方だなと思いました。AI絵を活用してイラストを効率的に描くだとか、誰かのプログラムを参考にしてコードを書くだとか。自分だけでやろうとせず、使えるものは積極的に使っていくことの大切さを知ることができたと思います。
リンク:CAT.AI(キャットエーアイ) (cat-ai.jp)
第2位 PIP-Maker (4COLORS さん)
本校にも是非導入してほしい!by某S君 という声も挙がっているこの「PIP-Maker」は、端的に表すならば、PowerPointを動画にしてくれるサービスです。
……それだけ?とお思いでしょうが、これが思った以上に有用なサービスなのです。
アップロードするだけなので労力が減る、誰でも簡単にできるといった効率面での利点も勿論ありましたが、私がすごいと思ったのは精神面での利点です。アバターと読み上げソフト、2Dや3Dの背景を使った臨場的な動画を用いることによってプレゼンを受けた人の理解がより深まるというのです。また、動画の途中で確認テストを挟むことが可能であり、それが解けなかった人のみ研修を受けさせる等もできるところにも興味が惹かれました。作る側の効率や労力だけでなく、研修を受ける側からの視点もきちんと考えており、両者ともに利点しかないこのシステム構成はすごいなぁと感じます。
学べたこと
こういった効率化を図るサービスを作るにあたって必要なものをブースの人に聞いたところ、主に次のようなものを挙げてくれました。
- プログラムを組む、エンジニアとしての技術
- 社会のニーズを理解する能力(ビジネスセンス)
- 円滑にコミュニケーションがとれる能力(人間力)
また、それらを身に付けるにあたって今からできることも教えてくれました。
- 困っている人を積極的に助け、問題を解決できる力を養う
- 情熱や探求心を忘れず、日々の積み重ねを大切にする
- 自分の得意なこと、好きなことを活かす
そして……1番大切だとブースの人が仰っていたもの。それはアウトプットでした。
経験を活かすこと、ひとりで抱え込まないこと、そして周りの人と協力すること。これらが大切なのだそう。なるほど、私に足りていなかったのはアウトプットだったのですね。思えば私は友達に話しかけられてばかりで、自分から話しかけるといったことが滅多にありませんでした。……自分から行動する勇気。その大切さはしかと胸に刻もうかと思います。
リンク:プレゼン・セミナー・eラーニングの資料から撮影録音不要で動画制作できるツール|PIP-Maker
第1位 EDOVERSE (EDOVERSE さん)
「EDOVERSE」は、仮想空間上で江戸を再現しよう!というプロジェクトであり、その中の土地の売買や利回りなどでお金を稼いだり、購入した土地を使った宣伝が可能だったりと、ただ単に江戸の街並みを3Dで再現するだけではないのがポイントです。
また、開発者さん曰く、このプロジェクトは教育格差・貧困問題を解決するのに繋がるといいます。なぜ江戸を再現するのがそれらの問題解決に繋がるのか。と思いますが、開発者さんの話を聞くに確かに繋がっているのです。
江戸という街は日本の歴史が深く関わっています。戦争などはもちろん、刀や忍者などの日本独特の文化等もです。世界の中には十分な教育を受けることができず学びたくても学べない人たちがたくさんいます。しかし、スマホさえあれば彼らはEDOVERSEにアクセスすることができ、日本の文化に触れることで学びを提供できるというのです。また、貧困に関しても同じようなことが言えて、働きたくても働けない人もスマホさえあればEDOVERSE内での取引によりお金を稼ぐことができるという寸法です。
まぁ、解決するというよりは一つの解決に繋がる糸口といった感じだと思うのですが、私がすごいと思ったのはこういった「江戸」の使い方です。日本の文化への理解を深める他、NFT技術を用いての売買や観光地化での宣伝など、「江戸」のポテンシャルを遺憾なく発揮できている、江戸でなくてはできない素晴らしいコンテンツだと思いました。
学べたこと
興味があることはやってみる。とりあえず挑戦してみることが大切だと製作者さんはアドバイスで仰っていました。これを聞いてふと思いました。あれ?そういえば私はゲーム班なのにも関わらず様々なものに手をだしているなぁ、と。
「とりあえずやってみる」というのは案外楽しくて、ついつい手をだしてしまうんですよね。もちろん既存の趣味やゲーム制作に飽きてきたからとかではなく、興味からくる好奇心が原因ですが。そうして他の物に触れると新たな発見があるんですよね。今まで見えてなかった視点で物事を見れたり、気付いてなかった面白さに気付いたりと。
その発見こそがきっと成長に繋がっていくのでしょう。いろんな角度から物事を見る力、挑戦してみる力……というと少し大袈裟すぎる気がしますけどね。とりあえず、製作者さんのアドバイスからやってみるということの大切さを再認識できたと思います。これからも色んなものに手をだしていきたいですね。
リンク:EDOVERSE
感想
行く前までは授業を取るか展示会を取るか悩んでいましたが、実際に行ってみて普段の授業では学べないような様々なことを身を以て知ることができたので、改めて行って良かったなと感じました。
最後に反省なのですが、あのような人が多いところに行くと緊張してしまい、あまり自分からブースの人に質問できずコミュ力不足を実感しました。それと同時に一緒に廻った某S君のコミュ力が凄まじいことを再認識できました。凄いですよあの人。また、写真もあまり撮れなかったのでそれも反省かなと思います。
今回学んだことを活かして、今後活動していけたらと思います!……あ、その前に進研模試ですね。解せぬ。
コメント
文章力凄い、、、結構長いはずなのにつるっと読めてしまうし言わんとしている事が分かりやすい、、、立岡日頃からたくさん読書しているからか、、、!?