どうしてこうなった。
経緯
夏のとある昼下がり。私は宿題そっちのけでノベルゲームを作っていました。しかし、ゲーム制作も中盤という所で、私は友人にこんな発言をしていたことを思い出しました。
「君の誕生日に、作ったゲームをプレゼントするね!」と。
……さて、こうして私は後になって自分で自分の首を絞めてしまったわけです。しかし、一度約束してしまったものは仕方がありません。作ってやろうじゃありませんか。部活用のノベルゲームと友達用のRPG、両方同時に!!
事前準備
使用ソフト
- RPGツクールMV(RPG制作ソフト。※有料。あしからず)
- AviUtl(動画編集ソフト。)
- MediBang Paint(イラスト制作ソフト。CGや立ち絵を描く)
方針決め
方向性は本人からのリクエストで〇常組の動画を参考にしてほしいと言われたので、「ギャグテイストのRPG」となります。また、それに伴い、内容も写真を使った実写や動画を使ったものを多めにします。〇らおのパクリ
制作開始
デフォルトマップ&イベント
RPGツクールMVを開いたら、とりあえず左下のマップ管理からロードを選択。最初から入っている適当なマップをロードします。マップを一から作るのはめんどくさいからね。
その後、景観を整えてイベントやらを設置したらこうなります。いい感じの病院だね。
イベントとは、左上で倒れているこの人とかのことです。この人の中にいろんなプログラムを組んでいくことで様々な処理を行うことが可能になります。↓
専門用語がたくさんあって最初はわからないと思います。そんな時には太字の単語にカーソルを合わせてみましょう。すると、説明が出てきます。例えば↑では一括入力にカーソルを合わせると、その下の4行を超える文章を……という説明が出てますね。あと、ヘルプの方にチュートリアルもあるので、わからなかったら最悪そっちで確認しましょう。
全部で19まであります。
豆知識:トリガー
ここは個人的に、押さえておきたい重要な項目です。
トリガーとは、簡単に言うと「どうしたらこのイベントを実行するか」です。例えば、画像の一番上の決定ボタン。これにすると、イベントに向けて決定ボタンを押すとイベントが実行されます。
プレイヤーから接触・イベントから接触 の使い分け
さて、ここから少し難しくなります。プレイヤーから接触はそのままプレイヤーから触れると実行し、イベントから接触はイベントに触れると実行します。
ん?一緒じゃね?と思ったあなた。この二つは似ているけど違うんです。
例えば、鬼に捕まったらゲームオーバーというイベントを作りたいとします。そうしたら、プレイヤーから接触はだめです。これではプレイヤーが動かなかったらゲームオーバーになりません。何故なのか?実は……
プレイヤーから接触というのは、プレイヤー➡イベントで発動します。
イベントから接触というのは、 プレイヤー➡イベント & イベント➡プレイヤーで発動します。
つまり、「プレイヤーから触れた場合のみ」ならプレイヤーから接触。「どっちからでもいいから接触したら」ならイベントから接触。と、使い分けましょう。基本的には、自分から動かないイベントはプレイヤーで、動くものはイベントでいいと思います。
ぶっちゃけどっちもイベントから接触にしとけば何とかなる
自動実行・並立処理 の使い分け
これらはどちらも問答無用で実行するのですが、ある一点が異なります。それは、他のイベントの処理中に同時に処理できるかどうかの違いです。
自動実行と並立処理はより詳しく言うと、どちらも「イベントのあるマップにプレイヤーがいたら」という条件で発動します。例えば、「マップが切り替わったらBGMも切り替わる」というのはこれで作れますね。
さて、まずは自動実行。こいつは実行している間、他のイベントを実行させません。
逆に並立処理は、他のイベントと同時だとしても実行します。
???
はい。これだけだと難しいので具体例を出しましょう。例えば「1秒ごとにLvが1上がる」イベントを作るとき。これは並立処理で作りましょう。でないとプレイヤーが1秒ごとに動かなくなります。自動実行はプレイヤーの移動やメニューを開く等といったことも実行中はできなくしてしまうからです。他にも、二つ以上のイベントを同時に処理したいときも並立処理です。
また、自動実行を使う例として、キャラクター同士の会話等が挙げられます。文章や選択肢はデフォルトで大丈夫なのですが、キャラの画像(ピクチャ)を動かすといった処理中は並立処理だとプレイヤーの移動やメニューを開く等ができてしまいます。
まとめると、実行中にプレイヤーの移動やメニューを開く等をさせたくないなら自動実行。させたい、または二つ以上のイベントを同時に処理したいなら並立処理がいいです。
あ、ちなみに並立処理や自動実行は重くなりやすいので、決定ボタンや接触系に代替できるのならばしたほうがいいです。
あとがき
本当は実写や動画についても書きたかったのですが、実写&著作物という関係上、載せるのは良くないので書きませんでした。どちらも結構自信作だったのでちょっと残念です。
また、こっちばかりやってて、コンテストに出すノベルゲームがまだ半分しか終わってないので、これからはこっちよりもノベルゲームの方を優先的にやっていこうと思います。
コメント
了解しました。引き続きブログ執筆、頑張ってくださいね