こんな記事を書いたきっかけ
この記事を執筆する数日前,本校では体育祭を実施しました。本校体育祭では例年PC部員,カメラ部員に対してのみカメラの持ち込みが許可されています。そこで,私は以下の物品を持ち込みました。
- EOS-1D X + TAMRON A005E → 競技写真の為
- EOS 7D + よくわからん便利ズーム → クラス写真等の撮影用
- TAMRON A09E → 競技終了後,1D Xに装着する為
(装備が全体的にオンボロなのは目を瞑りましょう。私はただの高校生です)
こんな装備品を持ち込みましたが,当初の目的からわかるように1D Xと7Dを同時に使用する機会はかなり少ないです。そこで,弊クラスの写真を撮ってもらおうと同級生達へ7Dを差し出しました。
そう,Pモードでならマトモに撮れると信じた7Dを…。
何が起きたか
当日,終了後にカメラ本体のモニターで写真を確認したときは仲睦まじい写真が大量でいいなあということでした。私は,その後の自分に降りかかる不幸を知らなかったのです。
翌日,学校に忘れたカードリーダーを回収してPCで画像を確認した私は震えおののきました。
ノイズがひどすぎるッッ!!!!!!
ISOは….3200!?!?
はい,もうオチですね。Pモードくんは容赦なくSSをあげたかったようです。結果的にはISO3200(オート時の上限設定値)まで達した写真が半数を超えます。なんという地獄なのでしょうか。
対処・今後への反省
不幸中の幸いとも呼べることは一つ,RAWを保存していたことです。焦った僕はとにかくRAW画像を200枚以上をLightroom Classicに読み込みました。
以前もISO感度に泣いたことはあります。その時は1D XでISO12800の地獄でした。枚数は違えどそれよりはマシです。すべてを手動で修正する覚悟を持っていました。
ところが…
神は最後に救いを与えられたのです。このAIノイズ除去,恐ろしいくらい自然に出来上がります。強さの設定をして,残りはボタンを押すだけ。なんてインスタント何でしょう。カップ麺に勝らずとも劣らぬ世紀の大発明です。入ってよかったAdobe Creative Cloud。
こうしてなんとか高感度ノイズ地獄から抜け出したら,反省会です。
まず今回の最大の反省は,7Dの高感度ノイズに注意しきれなかったことです。1D Xの感覚で上限を設定すべきではありませんでした。(1D Xの高感度が素晴らしすぎるのです…)
そして次なる反省点は,クラス写真用途に7Dを持ち込んだことです。クラス写真であれば6Dの方が適任でした。フルサイズ用の便利ズームがなかったとはいえ,クラス写真程度では標準ズーム一本で事足ります。
体育祭で写真を撮るすべてのアマチュアカメラマンへ
体育祭は多くの場合晴れの日に行われます。SSを下げすぎるとブレ・露出オーバーの原因になりますから注意が必要ですが,同時に少し雲が出てきた一瞬のISOにも注意してあげましょう。
そして何より,カメラを他人に渡す際には設定に注意しましょう。相手にもよりますが表現の制約がかかることよりも何より大切なのはそれっぽく・誰でも同じような写真が撮れることです。
皆様,素敵なカメラライフを!!!!
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